楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

赤楽茶碗の焼成に必要なテクニックです!

雨が降っているので思い出しました。
赤楽の焼成の注意点です!

赤楽の上釉薬は白粉、白玉、鉛白でつくりますね!

窯の中に茶碗を入れて焼くと、いくら施釉後に乾燥させた茶碗でも、水分は茶碗の中に残っています。

数字で表せば、カリカリに乾燥させても5%はね!

その水分が焼きには大敵なんです。
水分が茶碗に残っていて温度を上げたら、ホツ(水蒸気が出た痕がブツブツ出る)

でも、水分が抜けきったサインが実はあります。そのサインが出るまでは窯の温度を上げてはいけません!

また、サヤに入れて焼く人は、そのサインが出るまでは、サヤの蓋は閉めてはいけません!

では、そのサインとは、茶碗が全体的に黄色になったらオーケーです。これがサイン!

焼く前は施釉して真っ白だった茶碗が、段々熱せられ黄色に変色していきます。

黄色になったら温度を上げても問題は無く、また温度の上げ時なんです。

大事なテクニックなので覚えてくださいね!

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