楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

楽窯のフイゴ指導はクタクタです!

おはようございます!
昨日の焼締め作品の焼成のためのフイゴ指導でバテバテのオヤジです。

自分の作品とは違い、プロが焼くように指導したいので、本当に疲れるんです。

なぜ疲れるか!それはですね、フイゴから伝わる窯の中の状態が指導していると分からないからなんです。

私が焼くときは、匂い、炎の音、フイゴの重さなどの情報を元に焼いています。

それが指導となると、匂い、炎の音は変わりませんが、フイゴの吹きの重さが分からないんです。フイゴは当人にさせているのでね!

このフイゴの重さとは、フイゴを吹いているとき、窯の中の炎の状態により、フイゴの吹き棒の手応えが変わるんです。

その手応えにより、吹きを調整して焼くんです。

要は吹き棒だけで、還元や酸化を調整しているんです。

空気だけを送るのがフイゴではないんですよ。

そんな訳で、フイゴの吹きの手応え無しに、焼きの指導をするために、五感のフル活用なので、焼成が二回終わった時点でクタクタになりました。

でも、2作品とも成功!

本人達も喜んでくれて何よりでした!
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