楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

赤楽茶碗の焼きのテクニックと注意点

そうそう、今日は赤楽の焼きまでは行けまけんが、赤楽の焼きの注意点を話したいと思います。

注意点は単純です。初めは窯の温度をジックリ上げて行くために炭を度々足していきますが、還元がかかる前(500度)位から炭の新たな追加はしないほうがよいです。

還元の雰囲気は750度位からかかります。

よって、500度を超えてもまだ炭を足すと、その炭が燃焼するまで時間がかかるために、還元が始まる温度以上に還元が強くかかってしまい、赤楽が綺麗な色合いになりません。

ですから、還元が終わってから、中にある炭が酸化状態になり、釉薬が融けて焼きを終えるようにするのです。

理屈は単純です!

ここで難しいのは、燃焼する炭の足し加減がとても大事なのです。

赤楽が好きな方は、この点だけしっかりマスターしてください。

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