楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

楽茶碗は会社勤めでも出来る!

このブログを見ていただいている方々は会社勤めの方が多いと思います。

でも、私が率直に思うことは、会社勤めの方の方が良い作品を作れる可能性が高いと思います。

何故なら、全くの遊び心や「この形を作りたい」と言う子ども心のような感じだからです。

納期も無く、売上を気にすることも無く、自分が納得する茶碗が出来たらよいのですから、それに時間が許す限り向かえば良いからです。

しかし、ご当人にとっては問題もあるでしょう!その問題とは一言で「経験がない」、「釉薬がわからない」など多数の問題があることでしょう。

しかし、昔の茶碗は別として、現代に見る茶碗であれば、全く会社勤めの方でも不可能なことではありません。

むしろ、私は、プロでない人がプロ以上の茶碗を作ってほしいと願います。

技術さえ習得すれば、そこにはプロでない自由が存在します。

その自由と技術が結び付いたことを考えてみてください。

どれだけ、既成概念に縛られててない作品が出来ることかを!

光悦にしてもそうです!

光悦は茶碗を家業としていなかったから、あれだけ独創性のある茶碗が出来ました。

皆さんもその光悦みたいな素性はあるのです!

茶碗の製作者ではなくても、良い茶碗は出来るのです。

これだけは本当であるし、またわすれないで頑張ってください!

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