楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

楽茶碗を映像で表現するのは難しいやぁ!

この二日間位、楽茶碗を如何に芸術の領域から理解しやすい領域に持って行こうと、動画で試行錯誤していますが、なかなか巧く行きません。

一番の問題点は、以前撮影した写真や動画と今撮影しているものでは、アスペクト比が違うため、一連の流れにすると、ぐちゃぐちゃになっちゃうんです。

前のは6;4で今のは16;9。

そして、今の動画編集しているPCのCPUのスピードがCore Duoと微力なんです。

やはり、動画編集は最低でもi7はほしいですよね?

なんで、エンコードにはあれだけ時間がかかるんでしょうか?日がくれてしまいます。

今、私のYouTube動画では、楽茶碗の製作技術面をいろいろ紹介していますが、楽茶碗を作らない人達のために、こんな気持ちで茶碗を作っているんだよ!とか、良い茶碗と悪い茶碗は何処が違うかを映像化出来たらいいなと思うのですが、なかなかイメージがわきません。

映像は難しいですね!

茶碗はそこに人間があるんです。変な表現ですが、桃山時代の長次郎の作品であれば、利休の考えが表現されています。

次の織部であれば、古田織部の考えや人間模様が形や意匠に反映されているんです。

それは、茶碗だけではありません。人間が作り出すもの全て考えで出来ています。

便利な形、コスト優先の形、生産が楽な形、芸術だけを追った形など、いろんな形があります。

それら全て、物の裏側には人間がいるんです。

人間がいるから、その物の価値があるとも言えます。

物は、人が何かの考えで作ったか、もしくは、過去や今その物を大事にしていた物は、人を魅了します。

それは、物の領域を超えて、人が存在するからです。

固い話になってしまいましたが、人がいなくては物は存在しないので、人に焦点を当てた映像を作ってみたいんですが、前述のように、なかなか思うようには行かない毎日です。

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