楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

長次郎の赤楽茶碗「無一物」の難しさ!

長次郎の「無一物(むいちぶつ)」と言う赤楽茶碗。

いい茶碗ですよね!

何がいいかって?まず、姿が端正です。

いじりすぎていません!

利休の感覚丸出しです。

そして、何と言っても色がいいです!

この色合いは何度試験しても、私は未だに出ません。

黄土だけでは無いようです。プラス銅?、プラス水銀?分かりません!

色合いだけを追及したら、毒になりそうです!だから未だに解決出来ずなんです。

でも、この赤の色合いは最高点です。
銘が「無一物」に相応しい。

今の赤楽の色は、綺麗ですが綺麗寂です。小堀遠州色かな?

何としても毒なしで、この色合いを出してみたいオヤジです。
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