『昔の陶工の技術は凄いのです!』
今日は陶片の撮影をしました。
昨日の「姫谷焼」と志野、瀬戸黒、黄瀬戸などの名品を焼いた「美濃の大窯」のものです。
でも皆さんの期待にはずれてしまうと思いますが、当時の作品ではなくて、窯道具なんです。
この窯道具は、日の目を浴びないと言いましたが、考古学並びに文化財の観点では調査されていますが、陶芸の分野では少しジャケにされているようなないような感じなんです。
でも、その当時の陶工のアクティブな知恵が込められている遺品でもあるのです。
詳しい内容は相棒が陶磁器全般を頑張っていますので、このオヤジは、楽茶碗と同時期に他の窯でどの様な技術で焼かれていたかを、今夜撮影した写真で動画編集をして皆さんにYouTubeで紹介したいと思ってます。
陶芸の本なのでは、「昔は温度が上がらなかったから」とか、「技術が無かった」とか良く目にします。
しかし、全く逆です!
強いて言うなら、昔は薪か炭で作品を焼いていましたが、今は電気、ガス、灯油、コークスなどで焚けるたくさんの窯があり、温度計もあるので窯焚きが昔より安易に出来るようななっただけです。
技術の点だけに焦点を当てれば、むしろ昔のほうがいろいろな知恵があったように思います。
もしそれでも今のほうが技術がうまいとしたら、昔の名作は全て復元されていることとなります。
ちょっと話が奥に入ってしまいましたが、このオヤジが言いたいことは、昔の窯道具から昔の職人気質と言うか魂を見て欲しいと思います、
なので、今夜頑張って動画を作りますからね!
YouTubeにアップしたら、またご報告します!