楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

残念無念!

昨夜は「塩ビパイプフイゴ」の設計をあれやこれやと考えていたら、徹夜となってしまいました。

結論から言いますと、ご期待を持たせてしまいましたが、「塩ビパイプフイゴ」は断念せざる負えません。ごめんなさい

気ばかり焦り根本的なことを見逃してしまいましたが、塩ビと言う材質が問題なんです。

材質の形状容積から考えて、窯までの距離を保つと、加圧が弱くなってしまい、フイゴの意味をなさなくなります。

効果を上げるためには、フイゴを窯に隣接させなければならず、そうなると窯の熱によりフイゴの変形や燃焼してしまう安全面での問題もあると判断しました。

やはり、古来からのフイゴしか道はないかもしれません。

昔のフイゴは形状は誰でも作れますが、実は全ての面が合わさる面に対して溝に食い込むように作られています。

その全ての面の溝切りが大変なんです。この溝に各板がはめ込まれるので空気が密閉されることになる訳なんです。

皆さんは5ミリ幅で長さが40センチ位の長さの溝を上手く溝切り出来ますかどうかが心配で、切ったり接着したりして出来る塩ビパイプフイゴを思い付いた訳ですが、なかなか上手く行きませんね!

また、振り出しとなりました。

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