楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

もうすぐクリスマス。でもオヤジは、、

今気がつきましたが、あと11日でクリスマスイブですね!何か早すぎます!

なんで12月は早く感じるんでしょうか?
皆さんはどうですか?

来週から江戸時代の古式フイゴの小型化したフイゴを製作開始ですが、何かクリスマスの雰囲気からすごーくイメージが違いますよね!

まるまる日本まっしぐらみたいな感じです。

なんで小型化するの?何て言う質問もあるかなぁ?折角作るのだから実物大の古式フイゴでもいいんじゃないかと思う人もいますよね!

実物大だと、フイゴは凄く大きいんですよ!その大きさのフイゴだとパワーが有りすぎて七輪楽窯には不向きなんです。

また場所も取るから置場所にも困るし、機動力もなくなります。

なので、原寸の4分の1のサイズに小型化するんです。

でも、バカには出来ません!

小型化したフイゴが扱えれば、実物大のフイゴでも一切問題なく扱えますから安心してください。

おもちゃではありませんからね!本物です。

その作る工程を動画にさえすれば、皆さんの中でフイゴが必要な人は作れると思います。

モデルとなるフイゴは一番立派な江戸時代のフイゴなんですから!

江戸時代のフイゴと言えども、不細工な形のフイゴも実際上はあるんですよ!

要は手抜きフイゴと言ったらいいのかな!

でも、ご安心を!立派なフイゴですから。

ただ、材質だけは変更する予定です。
いくら小型化したフイゴでも一番大きな板は、厚さ5ミリで幅が30センチ、そして長さが50~60センチは必要なんです。

長さは問題ありませんが、幅が問題なんです。要は30センチの幅がある5ミリの杉板はなかなか無いんです。また有っても高いです。まして裏と表の2枚が必要。

なので、その部分はベニヤを使用します。そうすることで入手は楽になるし、お金もかかりません。

この案でいいですよね!

実物大のフイゴとなると、幅は60~70センチ必要ですから、その杉板だけで大変な金額になってしまいます。

何故なら、杉の断面は中心部が赤く両サイドは白いんです。

その白い部分を使うので、立木している杉の木の直径は1メートルを優に超える杉ですから金額も桁違いとなるんです!

杉と言えども、幅が必要な場合はバカにはなりません。

ベニヤを使用することにご納得いただけました?

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