尾形乾山のやきものの技術を表した書物は、「陶工必用」と佐野伝書とも呼ばれる「陶磁製方」がありますね!
「陶工必用」の内容は3部からなり、仁清から伝授された陶法伝書の全文と、次に押小路焼の孫兵衛から教わった内窯陶法、そして最後に乾山自身の陶法を書いています。
一方の「陶磁製法」は、自分の経験や材料の入手先などが書かれています。
今日は、その「陶磁製法」の中で書かれている一節を紹介します。
「京都本家楽焼 黒楽の法」
京加茂川黒石 百匁
ヒイドロ 五十匁
この調合に嘘がなければ、ちょうど楽四代の一入の時代かな?