楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

ヤフオクで毎日確認していますが!

参考書用の楽茶碗を毎日ヤフオクで確認していますが、なかなか参考書になるような楽茶碗は現在ありません。残念!

ヤフオクを毎日見ていて、茶碗自体は何の魅力もなく、出品タイトルの作者ではないのにたくさんの入札が入っている茶碗を見ると、名瀬か空しくなります。

入れ換えられた箱書き、似せて書いた箱書き、出品説明に魅力を感じで入札したのでしょうか?

入札した本人が単にその楽茶碗が純粋に気に入って入札したのなら、それはそれで良いと思います。

でも、タイトル内容や箱書きを信じて入札したのなら、もう少し勉強して出品より観察眼を付けて欲しいなぁ~!なんて思ってしまうんです。

このブログを見てくださっている皆さんには、しっかりした眼力を身に付けて欲しいです。

オークションで楽茶碗を探す場合は、兎に角写真の少ない茶碗はダメです。

また異様に小さく写っている楽茶碗もダメです。

また逆に、写真数が多いのもダメです。出品業者がその茶碗の魅力部分を見抜いているために価格が高いのです。

そして楽家代々の作品(特に四代の一入)からはたくさん出品されていますが、要注意です。

逆に考えて、一入あたりから本物の写真をたくさんスクラップにして、その特徴を自分なりに把握しておくことを進めます、

例えば一入ですと、朱薬が上げられます。黒楽茶碗の中に赤の朱色が差し色として入っている茶碗ですね!

この発色は銅の粥元発色によるものですが、焼の窯の雰囲気により、綺麗な朱色に発色したり、少し地味な茶色かった色になったりします。

その一入の茶碗の全てを記憶しておくのです。

その他には茶碗の口径や高さ、高台径など、あらゆる情報を集めに集めて記憶するのです。

こうすれば、集めた情報だけて70%は大丈夫です。

残りは、例外が作品にはあります。それを見抜く力が必要です。それはすなわち感です!

何かおかしい?と感じます。この感はたくさん茶碗を見ていれば、段々養われていきますので、まずは70%を目指してください。

今日はフイゴ製作はお休みしなければなりません。明日までに提出しなければならない書類があり、それにかかりっきりになるからです。残念!

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