陶芸は地球の営みと同じです!
話はぶっ飛びますが、火山口の中にドロドロと高温で溶けている溶岩。
視点を変えたら、やきもので言う釉薬がドロドロに溶けているようなものです。
縁日のリンゴ飴のように、素焼きの作品を火山口の中の溶岩に浸けたら、やきものがイッチョ上がり!
そうだったらやきものは本当に楽ですよね!
ただ溶岩は火山の場所により、全く粘りがなく火山灰だったりしますよね!
粘りがある溶岩でもガラス質が少なく、ましてや溶岩の中には沢山のガスを含んでいるために、ブツブツと気泡が抜けた穴が開いてしまいます。
でも、釉薬も溶岩と根本は同じです。
釉薬原料となる岩石を粉砕して調合し、高温で溶かして、正にリンゴ飴です。
もっとやきものをマクロで捉えると、地球の営みと同じです。
火山により岩石が出来て、その後に風化して堆積し、長い年月を経て加圧され、また岩石になる。
陶芸は圧力ではなくて、高温により火成岩である花崗岩が風化して粘土となり、それを焼いてまた岩石(やきもの)にすることなんです。
地球の営みでも高圧力で加圧(堆積)されると地球内部では高温となり、何でも溶けてしまいますよね!
その典型が地球の核であり、マントルですね!
縄文土器の破片が素焼きなのに
1万2000年も残っているのは、要は柔らかい岩石だからと言っても間違いではないと思います。