楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

同僚もアイアンイーグルも焼ききりました!

夕方から今日は、相棒製作した赤楽茶碗2碗の焼成指導をして、その後にアイアンイーグルの黄の瀬土で作ったぐい飲みを焼成

楽焼から信楽の焼締陶を焼ききる挑戦でした。

窯はいつも通りに七輪改良楽窯です。

違いはフイゴの吹き方が全てとなる難題なんです!

同じ窯で全く異なるやきものを焼くと言うナンセンスな挑戦です。

赤楽は兎に角やさしくフイゴを吹きます。1碗目の茶碗は腰から下は弱還元をかけたいので、最初はゆっくり吹いても、中盤はやや強く吹きます。

そして後半はまたゆっくり。

成功です。

2碗目は中性炎で焼いてから酸化に持って行くので、やや、やや強めに軽く吹いてから、超ソフトに吹きます。

成功!

最後に信楽で産する黄の瀬土の焼締ぐい飲みの焼成です。

初めは作品をゆっくり温め、温度が上がり出したら強烈にフイゴを吹いて、作品に灰を吹き付けます。

灰は勿論、炭が焼けた自然灰をフイゴの力で作品に吹き付けるのです。

そうすると、黄の瀬に含まれる長石と合わさり自然釉となる訳です。

アイアンイーグルはフイゴに真剣。

でも、焼ききりました!

信楽でもなんのその!

でも、オヤジはいつも通りにクタクタです。

端から見ているだけで、本人に焼ききらせるので、頭の中で窯の状態を妄想しながらの指導だから疲れるんです。

でも、何回も言いますが、素人でも売っている作品には負けてませんよ!

楽茶碗は撮影しませんでしたが、信楽のぐい飲みを見てください!

案外いけてるでしょ!
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