楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

相棒が緋色に挑戦!

今月の19日に相棒が黄の瀬(信楽の最上土)で作る小壷を焼くことになりました。

相棒がリクエストするには、「緋色を出したい!」。

うぅ~!オヤジは悩みます。

穴窯なら難なく出来ますが、相手は七輪改良楽窯です。

焼成室が狭すぎる!

還元で800~900度に持っていき、それから酸化で灰をフイゴで吹き飛ばして作品にかけ、自然釉が溶けてから800度位でキープして温度が下がらないようにひっぱらなければなりません。

七輪内部の炭の残量をコントロールしながら温度をキープするので、フイゴの吹きの無駄は一切出来ません。

フイゴの音頭を取るオヤジも、フイゴを実際吹く相棒もクタクタになるでしょう。

還元か酸化のどちらか二者選択でしたら楽なんですが、還元景色と酸化景色を付けて焼くことは凄く難しいのです。

でも、何故相棒が緋色を望むかと言えば、それだけ作品に多彩な色と景色が生まれるからなんです。

兎に角成功させなければなりません。

七輪改良楽窯で何でも焼けたら楽しいですからね!

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