楽茶碗は固定観念にかられず、心で見てね!
昨今、茶道をされている方々が、昔ながらの楽茶碗の大きさが分からなくなっている様な気がします。
茶碗も大寄せ茶碗が当たり前の大きさとなり、長次郎作品の様な直径が10センチ強の茶碗は茶会に出されることも少ないようで、小さく感じるのでしょう。
また、口縁部も五山(五岳)の動きが激しくあるのが茶碗であるような風潮になっている茶道に寂しさを感じます。
赤楽茶碗の色にしても、今時の赤色の楽茶碗が赤楽茶碗で、渋い赤色、黄色に近い発色の茶碗も赤楽茶碗ですが、そうは認めない昨今。
規定すればするほど、誤ったことを覚えれば覚えるほど、茶道とは遠くなる感じがしてなりません。
せめて、このブログを見ている皆さんは、固定観念にとらわれないで、自分の心で感じてもらいたいです。