侘びた赤楽茶碗はお嫌いですか?
相棒の楽茶碗が入選しなかったことを聞きガックリ!
どこの展示会も作品の大きさが物を言う時代になりました。
赤楽茶碗も長次郎作品のような赤楽茶碗は美術品で使う茶碗ではない!との意見も聞いたことがあります。
現代は巷にあるような、赤色の発色のいかにも如何にもと言う発色の赤楽茶碗が赤楽茶碗となってしまい、お茶の先生方もそのような感覚なので寂しさを感じます。
もう桃山時代の美的感覚は失われてしまったのでしょうか?
それとも、280年以上続いた徳川政権の中での茶の湯の影響力かは分かりませんが、あの侘びた赤楽茶碗の行き場が無くなった感じがしてなりません!
皆さんはどう感じているんでしょうね?
抹茶はマットな緑色です。そこに艶々の真っ赤な赤楽茶碗はどうしても馴染めないオヤジなんです。
マットな緑色とマットな侘びた赤色。これがハーモニーを生むと考えます。
変な例ですが、サクラは淡いピンクだから良いのであって、ソメイヨシノが真っ赤やショッキングピンクだったら、可憐さや、儚さは無くなるのと同じ感覚です。
時代の流れだからしょうがないのかな?
でも、侘びた赤楽茶碗の良さは皆さんにも知ってもらいたいオヤジです。