楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

鳴らすのが難しい一節切

今製作している一節切。
なかなか音が満足に出ません。

尺八と同じ歌口(吹き口)なので、なかなかコツが掴めないのです。

リコーダーの場合は、誰でも吹けるように吹き口があり、その先には四角い穴が開いていて、息が管内と外に別れるようになっていますが、尺八の歌口はリコーダーの四角い穴の部分を自分で作らなければ音がでないシンプルな構造。

なので、口が慣れないためか、全く定まらないのです。

笛が鳴る仕組みはかルマン渦による空気の振動と言う理屈は理解できます。

歌口により息が二分され、管内に入った空気は内圧が上がるために、歌口に吹き返され、また吹き返されたことにより、管内の内圧が下がる繰り返しにより、空気が振動し音が出る。

理屈は単純なのですが、人生で初めてのものは、なかなか簡単には鳴らないのです。

しかし、製作行程をYouTubeにアップしようと考えているので、やはり完成した一節切の音色は必要ですよね?

楽器なのですからね。

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