炭の問題かもしれない !
今日の19時頃から、相棒の古式萩釉薬調合での二回目の試験焼成です。
前回は、相棒が汗水垂らして作り上げたフイゴのピストンのクリアランスの問題もありましたが、他の問題で窯の温度が上がらなく、一回目の試験焼成は失敗に終わったのです。
その他の問題とは、たぶん、炭の問題だと私は考えています。
炭は均一なものだと考えがちですが、実は案外燃焼パワーにバラツキがあるものなんです。
炭を作る時に、完全に炭化させている炭は臭いも少なく、煙も少なく、現代の炭を使うことには適しているのですが、楽窯の場合は全く異なり、ある程度炭化させる前の炭の方が燃焼パワーがあり良いのです。
その分、臭いや煙は出ますが、完全炭化の炭より一段も二段もパワーがあるのです。
たぶん、初回の試験焼成の失敗は炭にあったと私は睨んでいます。
ですので、既に炭切りした炭は、前回と同じですので、今夜の試験焼成では、前のブログでも説明していますが、マングローブの炭の割合を多くして相棒の焼成をと考えています。
陶芸一般に言えることですが、炭に限らず、原料全てが前回と同じと考えてはいけません。
入手した材料のロットが同じであれば、前回とは変わりません。
しかし、ロットが変わった時は、注意が必要です。
自分のイージーミスによるものなのか ?
また、ロットによることに起因するかを考察しないと、何回も失敗をして無駄な時間を使ってしまいますので、その点には注意が必要です。