温故知新、モデファイ大好き !
この擂り鉢の作品は生徒さんが自ら時代をまたいでモデファイした作品です。
女性らしく、なんか可愛らしい擂り鉢ですよね !
色合いも白くて女性らしい作品に仕上がりました。
この釉薬調合は案外面倒で、教室のたくましい女性が愛情込めて乳鉢を使って何時間もかかって藁灰を摺り作っている釉薬なんです。
端から見れば、釉薬なんか購入すればいいじゃない ? また、ポットミルを使えば ? なんて言われそうですが、昔ながらに手でゴリゴリ。
楽茶碗の釉薬をしていると、手ですることが当たり前というか、非合理的なのは分かっていますが、それなりに色合いが変わるので、頑張っている次第なのです。
作品に話は戻りますが、見込みの緋色は藁灰釉の上澄みを塗ります。
藁灰に含まれているケイサンにより、緋色に発色する訳です。
白と緋色のコントラストがきれいですよね !
私は、古来からの技法を学んでもらい、自分のものにしてから、このように自分でモデファイしてアレンジして作品を作ってもらいたいです。