楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

鑑識眼を養うには

昨日、以前にコメントがあった方から久々にメールをいただき、中国の南宋時代の青磁を購入したので、本物かどうか見て欲しいとのことで、メールには数枚の写真が添付されていました。

その方は以前から中国陶器である青磁がとても好きなんです。

しかし、写真を確認したところ、購入した二点とも南宋作品とは言い難く、あくまでも写真の見解ですが、現代物に近いような作品でした。

今の中国の青磁はとても良く出来ており、一見だけでは本物のようなんです。

ですので、オークションで出品されていた、数点の本物のURLをお知らせしたのです。

このブログを見ている方で、中国の南宋時代、元時代の青磁が好きな方かいらっしゃいましたら、まず完器は買わず、割れていても、難があってもとにかく安価な本物の作品を購入してください。

それもたくさんです。なので高いものは一切必要ありません、

とにかく安価で。これが鉄則です。

それでたくさんコレクションをして、それらを勉強の資料として使うのです。

色々な作品の各部分の破片やら、割れた作品を安価で集め、昔の陶芸の本を古本屋などで見つけて、それらコレクションと照らし合わせて勉強するのです。

そうすれば、どんどん鑑識眼が養われます。

そうなったら、少しづつ購入して自分の鑑識眼が養われているか確認出来るとおもいます。

ですので、失敗を恐れず、とにかく資料を集めてください。

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