楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

今日は夜まで大変なオヤジ

今日のオヤジのスケジュールは目一杯。
これから午後一で授業があり、終わったら、直ぐに電車に飛び乗って今夜のセミナーのために現地に向かわなくてはなりません。

でも、昨日の縄文時代の石器採取で何か疲れぎみ。

やはりmonsterですかね !

今夜の縄文時代の笛作りの講義では、ただ縄文時代の笛を作っても、たかが知れています。

何故って ? それは楽茶碗の製作でもおなじですが、作り方を学んでもその時代の空気感なんかはでないんです。

ただ作り方が分かっただけのこと。

よりその時代の作品を作るためには、その時代の人間になることか大事なんです。

でも、そうは言えその時代の人間になることは不可能ですね !

そこでその時代の文化や風習を学ぶのです。

今夜は縄文時代ですので、当然縄文時代の文化を教えることとなります。

生活様式は学校等で習っていたり、また縄文時代も発掘が進むにつれて、昔よりより確かな生活様式が分かってきて、皆さんはご存じ。

そんなことを今さら学んでも、縄文時代を想像することは対して出来ません。

なので、現代と一番異なる文化を教えようと考えています。

それは群婚です。

縄文時代、何故1万年と言う長きに渡る文化が続いたのか ?

それは、群婚にあると思われます。

群婚とは女性が複数の男性と結ばれることです。

なので、誰の子供か分かりません。子供は皆の子供となる訳です。

ですので当然差別も少なく、皆が分担して作業をし、争いもなく平和だったと考えられているのです。

でも、その主権は女性にあったと言うか、女性が好きな相手を選べるような感じです。

何故なら、新たな生命を産み出す女性ですので、当然大事にされていた訳です。

現代とは少し感覚が違いますよね。

そんな内容を話ながら、その当時の人々に一時的に感覚だけなっていただいて、笛作りを教えようと考えています。

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