今回の楽茶碗初心者のUさんの作品です。
今日もやっと授業が終わり、ホッとしています。
これから夕食を食べたら、Tさんからご質問を頂きましたコメントに対しての動画編集です。
前後しますが、本日の授業では新しく楽茶碗を作りたいと入られたUさんが、あと高台を残すのみとなりました。
初めての楽茶碗作りで、これまで出来たのは、Uさんの素直さ、そして観察眼につきます。
私は初めから、どんな人でも容赦はしません。細かい所まで徹底的に勉強さしてもらいます。
そして、何処を見るか。何がいけないかを徹底的に教えます。
すると、初めは大変なのですが、Uさんにしても、段々とその観察眼に慣れてくるのです。
分かれば分かるほど疲れますが(神経が)、出来たものは、素晴らしくなります。
そうなると、どうUさんが変わって行くか分かりますか?
博物館や他の茶碗を何処かで見る機会があると、その見た茶碗の作者の技量が分かるようになります。
この茶碗は作り込みが甘いとか、この作者の茶碗は一切気を抜いていないとかです。
何故ならば、自分が細かい部分まで作り込みをしてきたので、その細かい部分を見抜く力もついてしまうからなのです。
これが楽茶碗作り初めてのUさんの楽茶碗です。
まだ、言ったように高台はこれからですが、茶碗らしくなって来たでしょ?
今回は長次郎の作品の作り方ですが、次回高台削りが終わり作品が完成したら、今度は光悦の茶碗を教えようと考えています。
Uさんがどこまでの茶碗が出来るか、今から楽しみでなりません。