楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

光悦の作品を製作するのは少し厄介。

光悦の黒楽茶碗の「雨雲」の作り方、7までやっと来ました。

作業台の上右側には、音声収録用のレコーダー。左側にモニターと時計、そして頭上にはビデオカメラと所狭しな状況で撮影しています。

何分一人で撮影しているので、2カメが出来ず、別角度からのアップ映像を入れたいのですが、なかなか出来ません。

何時も一人で製作している時は、黙々と作るので、今までは何とも思いませんでしたが、説明しながらの製作は案外大変なんですね!

手先と頭がバラバラになって来るんです。

まして、編集時のエンコードの時間を考えると、あまり長い撮影は出来ないので、時間との戦いになり、余計に焦るんです。

なので、7においては削り場所を間違えるミスをしてしまいました。すいません。

でも、この先も焦ったら失敗しそうです。その時は許してくださいね!

編集でカットしても良いのですが、あまりに完璧過ぎるのは好きではないんです。

間違えたら直ぐ治す感覚ですかね!

皆さんも気楽に肩の力を抜いて、楽に作って欲しいからです。

光悦の作品は細かい作り込みが沢山あり、本当に辛く疲れます。

例を上げると、同じ水分量では作れない場所があるんです。

雨雲で言えば、正面、奥側の口縁部分は案外固くなった時の作り込み。

でもオデコ側は柔らかい時の作り込みなんです。

これは白楽の「不二山」にも言えます。

何時も茶碗上部の白い所は柔らかい時に作ったもの。下部から腰、そして高台にかけては、固くなってから作った部分。

製作に時間差があるのです。なので通常の製作行程の順番では作れません。

光悦の茶碗は厄介でしょ‼

でも、頑張って動画回数は多くなりますが、なるべく飛ばさすに分かるように撮影していきます。

なのでよろしくお願いします。

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