楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ハロウィーンは終わるけど頑張ろう!

もう楽しいハロウィーンもカウントダウンで終わりそうです!皆さん、ハロウィーンを楽しみましたか?結局、このオヤジは仕事ではかなくハロウィーンはありませんでした。グスン。私と同じようにハロウィーンを楽しめなかった方、またハロウィーンなんて日本…

永楽通宝だよ!「楽」の字体を!

皆さんの中で、信長や秀吉の好きな方はいますか?その頃の物を手に入れようと思っても、なかなか手に入らないし、また恐ろしい金額でおいそれ買える金額ではありません。そこで、1つでもその当時のものを手に入れてみたい願望がありましたら、古銭を進めま…

ハロウィーン当日です!

さっき街でハロウィーンのコスチュームを着て、数人の女の子達がティッシュ配りをしていました。笑顔は良いのですが、コスチュームが今一!決まっていません!せっかく今日はハロウィーンなんだから、もう少し頑張って欲しいです。でもメーカーの要望かもし…

光悦の黒楽茶碗、「雨雲」と「七里」の共通点

今日の講義が光悦だったので、光悦の2つの茶碗について推測ですが、お話したいと思います。その2つとは、黒楽の「雨雲」と「七里」です。形は全く違いますが、この2つの茶碗には共通点があります。その共通点とは、色合いです。「雨雲」は以前に収縮の問…

先程光悦の講義が終了

本日は光悦についての講義があり、無事今さっき終了しました。光悦の美意識は多岐に渡るので、理解しにくい部分もありますが、聞いてくださった皆さんは感覚が優れ、また素直な心から子供のように質問をしてきたことがとても良く、これからが楽しみです。こ…

皆さん、ありがとう!

日々、このブログに対し、愛読してくださり、また☆印や登録をしてくださり、本当に感謝します。ありがとうございます!毎日、製作やら、時間が空いたときには、すぐこのブログを書いているので、全く応対ができていなく、申し訳ありません。でも、よろしくこ…

尾形乾山の見えない技術も凄い!

尾形乾山(おがたけんざん)の楽向付の焼きの技法を話したいと思います。乾山の作品には四方の周りが立ち上がっている向付があります。その向付の見込には絵が描かれ、またその作品の底(裏側)にも歌が書かれています。作品の裏に文字が書かれているのですから…

こんな物でもアイデア次第で使えるよ!

今日着ているジャンパーはデジカモなんですが、両袖の根元にあるポケットには、ベルクロを外すと黒いシールみたいなものが縫い付けてあります。皆さん、これは何だか分かりますか?これが何だか分かる方は、ミリタリーオタクか、サバイバルゲーマーさんかも…

楽家三代の道入(のんこう)にみる赤楽技法

楽家三代の道入(のんこう)さんは、何回もこのブログに登場していますが、今回は道入の赤楽の技法について説明します。説明する前に、基礎知識として漆(うるし)について一言。茶碗が割れたり欠けたりしたときに、漆を使って補修する「金継ぎ」や「銀継ぎ」は…

黒楽を引き出した後の急冷タイミング

黒楽茶碗は焼成完了後に火鋏で茶碗を掴んで窯から引き出しますね!その時、茶碗は真っ赤です。そのまま茶碗を放置したら楽なのですが、そうはいきません。放置すると、黒楽茶碗の釉薬の表面が酸化してきますので、その酸化を食い止めるために、水の中に一気…

明日はハロウィーンですよ!

皆さん!明日は明日は、ハロウィーンです~!金曜日ですから、仕事はあるでしょうが、仕事が終わったら、老若男女我を忘れて楽しく過ごしましょう!もう、そんな歳じゃないから!とか、日本男児はそんな軽薄なことは出来ないなんて言わずに、楽しんだほうが…

楽茶碗の目跡は焼いた当時の生き証人です。

楽茶碗の畳付につく目跡。長次郎作品から楽家三代の道入(のんこう)の目跡を見てみると、しっかりトチの歯の本数が分かるものから、目跡がベタベタとついて、どのようなトチかも推測出来ない楽茶碗がたくさんあります。綺麗に目跡がついている作品は、焼いて…

もしもの時にあると便利なシグナルミラー

私は山登りは好きではありませんが、先日の木曽の御嶽山のような自然災害や遭難など、思いもよらず災害や事故に遭遇することが絶対にないとは言えない現代です。そこで、そんな災害にもし運悪く遭遇してしまった時のために、役にたつものを紹介したいと思い…

地下構造物まで含めて楽窯なんです!

「窯は地下にあり!」こんなこと言われても、さっぱりわかりませんよね!楽窯は本当に小さく、皆さん見たら「冴えない窯!」なんて思うでしょうが、実は窯下の地下にも秘密があります。楽窯だけでなく、全ての窯に共通なことなんですが、窯が高温になる窯は…

ポーラテックのワッチキャップはいかが?

だんだん寒くなりましたね!昨日からワッチキャップの登場です。 もう、三年は使用しているネンキ物です。前にも照会していますが、私が使っているワッチキャップは現行の米軍ワッチキャップです。素材は例のポーラテックです。見た目はただのフリースですが…

七輪を使った楽窯は楽しいよ!

昔からある「七輪」。 サンマを焼いたり、焼肉だけのものではなくて、バカに出来ない楽窯になります。フイゴとのコンビは最高です。江戸時代の楽窯も復元して焼いていますが、その窯は大量の炭を消費します。しかし、七輪で応用した楽窯は少ない炭で本格的な…

炭化による銀化はご用心、ご用心!

燻し瓦は皆さん知っていますね! 昔ながらのネズミ色の瓦です。新しい時は、少し銀色をしているんですよ。なぜ、銀色をしているかと言うと、瓦を焼く瓦窯と言う窯で瓦は焼かれるんですが、焼き上がったら、真っ赤な窯の中にまだ青い松葉をドサッと投入して窯…

織部焼のデザインは?

楽焼ではないですが、織部焼がありますよね!古田織部がデザインした織部焼です。「織部好み」というのは、織部が好んだと言う意味ではなく、織部がデザインしたと言うことなんです。この織部焼は美濃を代表するやきものですが、この織部焼の特徴はご存じで…

性格上問題あるタヌキ香合、難し~い!

前日宣言した「性格上問題あるタヌキの香合」を作るために、自分のイメージを高めるために、今モックアップ(現実的な試作)を作ってます。難し~い!イラストから立体化は滅茶苦茶難しいです。香合にしなくてはいけないので、まずシッポが邪魔!だから手前に…

変なPC見つけた!

昨夜、ふとしたことで変なPCを見ました。TOUGHBOOKを使っている私でも、ちょっと欲しくなるようなPCでした。その名は「ROCKY」。なんか強そうでしょ!そう、見るからに頑丈そうなんです。仕事柄、柔な機械はなんか嫌いなんです。だからスマートになれないの…

火の道は怖い怖い!

楽茶碗を焼いていると、あるところだけ火勢が強くなるところが出ることがあります。これを放置していると、ますます火勢は強くなり、茶碗の焼きにムラが出てしまいます。この火勢が強い場所は「火の道」と言い、そこだけに余計に火炎が集まります。一部の炭…

火床はとっても大事なんです!

皆さん、「火床」って知っていますか? 火床とは、楽窯で言えば窯の底の部分にあたります。穴窯や登窯で言えば、焚き口付近と言ったらいいかな。やきものを焼くときは、この火床をしっかり作らなければなほません。作ると言っても、物を作るのではなくて、炎…

とても強いオヤジの映画です!

昨夜寝れなかったので、映画を久々に見ました。「96時間」と言う映画です。2008年頃の映画みたいなんですが、皆さんはもうすでに見ました?見ていない方がいたら、なかなか面白い映画でした。ストーリーは離婚して母方にいる娘が17 才となりパリに友達と旅行…

浦島太郎状態です!

今頑張ってホームページを勉強しているとお伝えした通りなんですが、時代は進んでいますね!PCで作ってサーバーにアップして、更新はまたPCからサーバーにアップの繰り返しだと思っていたのですが、最初の作業は同じなんですが、枠組みさえ出来ていれば、サ…

ドローン

アメリカで今、ドローン(無人操縦機)の開発が凄いですね!YouTubeの動画でも、個人がドローンを使っていろんな動画を撮影して投稿しています。イスラム国の攻撃にも、あのUAVと言う飛行機の形をしたドローンが攻撃していると思います。なんかゲーム感覚です…

性格上問題あるタヌキ香合を作るぞぉー!

前にお約束した性格上問題あるタヌキの置物をそろそろ作らなくてはなりません。お陰さまで皆さんが毎日この拙い、また誤字や脱字ならびに意味不明な文章を皆様の文章力で補っていただき、今から作らなくては、すぐアクセスが10000になってしまいます。本当に…

やきものに常識はない

昔のむかし、ある時黒楽茶碗の焼成を終えて窯の中を見ました。黒楽茶碗が窯のセンベイ(棚板と同意)と引っ付かないようにするためと、また茶碗の高台の景色となるために置くトチを見たときに、不思議な発見がありました。トチは破損しない限り何回か使用しま…

急がば回れ!和の色を覚えよう!

日本には昔からたくさんの色があります。今は殆どが合成染料ですが、昔は全て草木染めのような天然系の染料でしたね!なので、楽茶碗を作られる人、茶道をされる人、楽茶碗がすきな人は、是非とも「和の色」に詳しくなってください。これらの色の本は大きな…

黒楽茶碗の発色の難しさ

黒楽を焼いていると、いろいろな現象にであいます。その一番が焼き上げる少し前から如何に酸化炎に持っていくかです。還元のままだと、加茂川釉の発色が黒過ぎてしまい、趣が足りないのです。これは好みも関係しますが、長次郎作品の黒楽茶碗である「俊寛」…

ホームページ制作デビューです!

ホームページソフトの「シリウス」を教えてくれた相棒が、手を尽くしてシリウスではありませんが、「ホームページビルダー」を調達してきてくれました。有り難き幸せです。シリアスではなくても十分過ぎてお釣がきます!今からオヤジは恥ずかしながらこのソ…

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