楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

三四郎様のコメント返信として

三四郎様からオヤジのYOUTUBEにコメントが入りました。三四郎様、コメントありがとうございました。 コメントのご質問は 「YOUTUBEの一節切の作り方の寸法は、黄鐘管の寸法でしょうか。どなたが使っていらっしゃるものでしょうか・お教えください 」との内容…

各々の感性により答えはいろいろ

オヤジのYouTube 、再現窯の動画にて、お叱りのコメントを先日受けました。挿入音楽がうるさく、戦争みたいだと。 どんなコメントでも入れてくれてありがたいことです。そうですね、茶道をされている方々や一般の一部の方々には、各々のイメージと言うものが…

鉄道レールに怪しげなレーザー光が !

ふと、駅で電車を待っていたら、反対側に電車が来ました。その電車の車輪の下を見ると、何やら見たこともない、赤い小さなレーザー光で照らされたような赤いポイントがレールに。映画などで、ライフル銃のレーザーポイントに狙いを定められると、赤いポイン…

頑張ります。寺子屋の生徒さん

昨日の授業で多少疲れぎみのオヤジですが、今年に入られた生徒さんの4名は、とても勉強家で教えがいがあります。その4名の生徒さんは、全く異なる目的なのですが、どなたも全て学ぼうと言う意識があり、とても素直に学んでくれているのです。楽茶碗を作りた…

楽茶碗の口径はどの位がお好き ?

楽茶碗の大きさは、皆さんはどの位の直径の大きさのお茶碗が好きですか ?お茶をされている方は、口径が12~13センチ位のお茶碗ですかね ?今、茶道具屋さん等で販売されているお茶碗は大体その位の大きさだと思います。現代では、お茶事もありますが、大体が…

現代は昔習った産業革命と思って !

皆さんは、昔学校で産業革命と言うことは勉強しましたよね !世界恐慌(ブラックマンデー)なんて言うこともありましたよね !そんなことは過去の事だと思ってしまいますが、今まさにオヤジが思うに、第二の産業革命が来ていると思うのです。1990年後半から、そ…

この反射のシルエットは見事です。

昔からオヤジはマツダの車のデザインが好きなのですが、今回のマツダのコンセプトカーのシルエットは相当手が込んでいます。(Mazda RX Vision Concept)ご存じのように、車のデザインは初めはデッサンで描きますが、その次は実際の大きさでのクレイモデルを作…

使わなければ色艶失う楽茶碗

楽茶碗は博物館に寄贈されていて、展示会などで目にする機会が多い博物館所蔵物の茶碗。また、逆に光悦の「乙御前」、「ムキ栗」などの個人が所有しているて、余程の企画展などの催しがない限り、なかなかお目にかかれない茶碗があります。そして、その二例…

American Raku とは

YouTube のコメントに「I am very excited about your video.Thank you to show us traditional Japanese Raku ware. It's wonderful and very interesting.」とコメントが来ました。ありがたいことです。IDから察するにアメリカの方のようです。アメリカで…

加茂川石を使っても、色は色々

黒楽茶碗の釉薬原料である加茂川石を酸化焼成で焼いたら、どんな色になるか想像出来ますか ?ただの、色気もない茶色です。鉄分が少ない加茂川石ですと、下手をすると鶯色にもなります。なので、加茂川石で黒楽を焼く場合は、必ず還元でなければなりません。…

ふと、深夜のファミレスにて

深夜、知り合いより「趣味なのか、事業なのか ?」とメールにて質問が来ました。私は激怒と共に悲しいメールでもありました。陶芸と言うジャンルは世間から見れば、確かに趣味と言う範疇なのかもしれません。私は趣味を真剣に教えているのですが、端からはそ…

もしやして、南坊流のご宗匠ですか ?

今しがた、私のYouTubeの動画に南坊流のご宗匠と同名の方が登録していただきました。もし、これが南坊流のご宗匠でしたら、お礼をこの場で失礼ですが、申し上げます。また、違う方でしたら、これまた登録ありがとうございました。もし、南坊流のご宗匠でした…

言えなかった一言

今朝作り上げ、Youtubeにアップした動画ですが、英語が弱いオヤジにとっては、なかなか思いを英語で表すことが出来ません。それなりの表現になってしまいました。また、一言言わなかったこともあります。それは、「飲みやすい」と言うこと。楽茶碗にとって、…

今夜の製作動画は楽茶碗の基本の基本

今夜は楽茶碗の製作の基本中の基本の動画を今Youtubeにアップしました。 よろしかったら見てください。 楽茶碗 迷雲 「良い茶碗とは/ A good Raku tea bowl」

これだけあれば皆が勉強出来ます。

本日、先日の山梨県のNさんから荷物が到着。箱を開封したら、沢山の輝緑疑灰岩と良質の炭。本当にありがたいことです。荷物の重さはゆうに30キロ以上あるでしょう。これだけ石があれば、どれだけの方が黒楽を勉強出来るか !そのNさんのご厚意をありがたく頂…

YouTubeに動画をアップしました。

深夜になってしまいましたが、ただ今YouTubeに加茂川石や輝緑疑灰岩などの岩石を黒楽の釉薬に使用するために粉にする工程の動画をアップしました。 簡単な短い動画ですが、おおよその手順は理解出来ると思いますので、是非ご覧ください。 楽茶碗ー加茂川石を…

楽茶碗とクラシック音楽

このブログは楽茶碗のブログなんですが、全く関係ないことを話していることが多々あります。そしてクラシック音楽もよく話に出していますよね !このクラシックも含めて音楽は、楽茶碗のような静物を製作するために大事なエッセンスだと考えています。初めは…

楽茶碗に使う道具、石臼、そしてダイヤモンドカッター

楽茶碗を作る時の道具について話したいと思います。私が使っている道具と言えば、4つだけです。まず、手で起こした茶碗の内側を削る平線かきベラ。口縁部などを切るために使う剣先(金属製のナイフ/私は菜切庖丁を加工した物を使用)。高台内を削る時に使用す…

便利なバッテリーです。

スマホのバッテリーの持ちが悪いですよね !電話やらいろんな事をしていると、直ぐにバッテリー切れを起こしてしまいます。そんな私は、このPanasonicの「QE-AL201」と言う充電池を使っています。この充電池はUSBコンセントが2つあり、2台の携帯やらスマホ…

ショパン ピアノ協奏曲第1番 ホ短調

先日紹介したロシアのミロスラフ・クルティシェフ(Miroslav Kultyshev)の演奏をまたまたご紹介。ショパンコンクールの時の演奏なんですが、このショパンのピアノ協奏曲第1番の演奏が見事なんです。この曲はショパンが初めて書いた協奏曲として有名ですよね …

埼玉県、及び近県の皆さん、よろしくお願いいたします。

今日、先日の山梨県のNさんからのメールにて、使用した輝緑疑灰岩を送ってくださるそうです。ありがたいですね !その石が到着したら、是非動画でも作って皆さんに一部始終を紹介しようと思います。埼玉県にお住まいの方がいらっしゃいましたら、「三波石」も…

光悦の楽茶碗は製作時間が長い

光悦の現代まで残る作品群を見て、いつも思いますが、製作時間が長次郎等の作品より長いのではないかと感じることが多々あります。例を上げれば、黒楽茶碗の「雨曇」、「時雨」、白楽の「不二山」などです。柔らかい内に製作完了するのではなく、柔らか箇所…

これが山梨のNさんの黒楽の湯飲みです !

本日の夕方、先日にブログに書いた山梨県のNさんが、わざわざ教室までご自分で焼かれた黒楽の湯飲みを持って来てくれました。本当にありがたいことです。写真で分かりますが ? 黒の色合いを見てください。肌の感じを見てください。Nさんの地元の山梨県で採取…

ミロスラフさんから個人メールが来たぁ~ !

昨日、私の好きなロシアのピアニストである、ミロスラフ・クルティシェフ(Miroslav Kultyshev)氏個人からメールを頂きました。ありがたいことです。 ネットが無い昔だったら考えられないことですよね !彼の弾くF.リストの「マゼッパ」には気迫を感じます。こ…

山梨県のNさん、ありがとう !!

昨日、私は不在でしたが、山梨県の方が私のつたないこのブログを見てくださり、地元の輝緑疑灰岩を使い、黒楽の湯飲みを見事に作り上げ、寺子屋に来てくれました。ありがたいことです。Nさん、わざわざ足を運んでいただき、感謝いたします。寺子屋にいる女性…

光悦の美的視点

光悦の視点は私達が考える以上に細かいところに着眼点を置いているように思えます。光悦流と言われる書体にしてもしかりです。筆の線の流れを見ると、命毛の流れまでまで神経を払っています。また、楽茶碗で言えば、今までに光悦の楽茶碗については述べてい…

5年前の今日はあの東北大震災

今日は東北大震災から早5年が経ちました。この震災で亡くなられた方々にあらためてご冥福を願います。5年経ちましたが、何が進んで何が遅れているのでしょうか?皆さんは1994年にアメリカのロサンゼルスで起こったノースリッジ大地震(ロサンゼルス大地震)を…

長次郎等の黒楽茶碗の艶について

長次郎や常慶の黒楽茶碗は、何故艶が無いのだろうか ?釉薬が使用により経年劣化して艶が無くなったという記述も見ますが、それが正しければ、三代の道入(ノンコウ)の茶碗でも、時代の差は多少あれども、劣化現象は見られても良いはずです。しかし、道入の茶…

楽茶碗の世界を天文学のようにしたい !

楽茶碗の世界では、プロとアマチュアの区別をつけたがります。でも、このオヤジはそんな区別はどうでも良いと考えます。理想は天文学の世界です。多くの新しい星がアマチュア天文学者により発見されています。新しい星は、アマチュア天文学者により発見され…

分からない光悦の「時雨」

今、入会された生徒さんが製作希望である、光悦の黒楽茶碗「時雨」を研究していますが、この茶碗の意匠は分かるのですが、特筆する部分があり、前代未聞です。それは、口縁部分にある三ヶ所のギザギザした山並みの部分です。普通に考えたら、この部分にこん…

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