楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

どんどん細かくなりますが、ついて来てくださいね!

今日は「雨雲」の作り方の8を撮影しました。

楽茶碗の読み物的な動画ですと、見ている方々も飽きないでしょうが、そんな動画だと、光悦の「雨雲」を本気で作りたい方の動画にならないので、飽きるかもしれませんが、少しづつ進めて行きますので、その点はご了解くださいね!

特に写しの各品を作る場合は、物によっては、自分の感覚と異なる時などは、制作中にイライラ来るときがあるんですよ。

私は光悦の作品を写している時は、そんな感覚はありませんが、同じく「雨雲」と似ている作品の黒楽茶碗「村雲」に対しては、そのイライラが来ます。

何故なら、光悦の各技法に甘さを感じるからなのです。

色々な茶碗の各部分で、「なんでここで作り込みを止めてしまうんだ!」。

「ここは光悦さん、気迫が全く無くて作りが甘過ぎるよ‼」

「何で雨雲と似せて作っていながら、雨雲の良さは出ていないし、兄弟の様に作っているなら、なんでここは全く異次元の素人が作ったみたいなの?」

なんて言うイライラがつのって来るのです。

私の感覚ですから当てにはなりませんが、なんか嫌な茶碗も私はあります。

ただ、この「雨雲」は、心してかかってくださいね!妥協なしの作品ですよ!

なので、これから嫌と言うほど、またなんでここまで凝るの?なんて思うかもしれませんが、それを乗り越えれば、この「雨雲」の写しをしたことで、たの光悦作品の細かい所を見る目が出来ますので、いろんな作品にトライ出来るでことでしょう。

だから、勉強だと観念してついて来てくださいね!

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