楽茶碗は成りに作りて!
楽茶碗の製作で一番難しいことは?と問われたら、1に焼き、2に施釉、3に製作と答えます。
なぜなら、2番と3番がしっかりこなせれば、茶碗らしくなってしまうからです。
それだけ施釉の仕方と焼きで、茶碗の味わいやら雰囲気が変わります。
私達の身体でそれを表すと、施釉は肉付きで、焼きは洋服と言ったら分かりやすいですよね!
なので、茶碗の製作自体はその骨格になります。
頭が小さくて、背が高く、足が長い!
皆さんの理想像?
茶碗にも少しは理想像は存在します。
しかし、「成りに作りて」と言われるように、作って行く過程で出来た形を活かす製作をしてもらいたいです。