写し茶碗は最高の実戦勉強なのです。
今日も暑いです。皆さんは体調は如何ですか?夏休み寸前なのですから、体調には十分ご自愛くださいね!
昨夜「雨雲」のサムネイルを作り直し、サムネイルのみ更新しました。
PCでYouTubeの動画を見られている方は問題ないのですが、スマホだと各アップしてある動画のナンバーと動画時間の表示場所が重なってしまい、何番目の動画か分からないので、新サムネイルをアップした次第です。
いずれ時間が出来たら、撮影時の説明のみを表示して、各行程が理解しやすいような、また見ながら製作出来るトピックス版も作ろうかなと思います。
そうすれば、各々自分の製作スピードで作れるような気がします。
楽茶碗は初心者でも七割は出来ます。慣れて来て、細かい技法を学べば8割まで行きます。
釉薬が作れて、施釉が完璧に出来たら8,5~9割にまで登り詰めます。
問題は焼きです。写しとなると後の1割が、今まで来た9割より大変なのです。
何故なら、当時の土の解明は不可能に近く、また窯焚きにより形が歪んだり、収縮により茶碗が小さくなったりバランスが崩れたり、色の発色が出なかっり、悪かったりするからです。
なので楽茶碗は最後の最後まで分かりません。分かっているのは焼き上げる完成品の姿や色だけです。写し茶碗なのだから当たり前です。
でも、何回か続けているうちに、写しをバカにする方々もいますが、製作することにおいては、とても勉強になります。
なぜなら、たまたま出来たのではなく、完成品が決まっている目標値に向かう努力をしているのですから、例え写し茶碗と異なっても、自分のオリジナル茶碗を作る時には、その時に学んだ結果が全て使えることになるのです。
成功した方法を自分のオリジナルな茶碗に使う。これこそが写し茶碗を作る最大の実戦勉強となるのです。