楽茶碗焼成に欠かせない「炭切り」
楽茶碗の焼成に欠かせない炭ですが、買ってきて、そのままの炭の大きさでは使えません。
3✖3センチ位の大きさに炭を切ります。
何故切るか?
炭の量に対して表面積を上げるために切ります。表面積が上がれば、酸素とせっする面積が増えるので燃焼が速やかになるんですね。
その炭を切る作業を「炭切り」と言います。
昔から炭切り三年と言われていて、綺麗に切ることは慣れが必要になります。
下手だと炭がバラバラになってしまうのです。
まず、炭切りする道具が必要です。
その道具とは「竹割りナタ」です。
普通のナタより、身幅が4センチ位しかないナタです。
そのナタで、まず炭の木目に沿って小割にします。
小割にした炭を金太郎飴を切るようにパンパン瞬間的にナタで切り落とします。
イメージは「ぱんぱん」です!
ムダに力が入りすぎると、炭はバラバラになるので注意してください。
YouTubeの「楽茶碗の製作のダイジェスト」動画の中に「炭切り」シーンがあります。
▼『楽茶碗の製作の世界ダイジェスト Raku 』 YouTube