楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

やっと打ち込みが出来たDTM

リハビリ生活にウンザリしている毎日ですが、骨折してから早一ヶ月経ちましたが、三ヶ所の骨折なので、まだ手首の腫れは治まっていない状況なんです。

しかし、それでもリハビリしないと、極度に握力が無くなっていますので、毎日スプリングの握力器具で頑張っております。

腰と膝の筋挫傷は、まだ歩くと痛いですが、日に日に通常に何とか戻りつつあるような感じです。

そんな毎日で、陶芸の方は全く進まず、動画のことも出来なく、皆さんに迷惑をかけておりますが、もう少しご辛抱くださいね!

今日、お話ししていました人生初のDTM、何とか一曲打ち込みが出来ました。まだこれから曲らしくしていかなければ、ただの音符の羅列ですから、先はありますが、道は見えてきました。

打ち込んだ曲は、バッハの2声のインベンション BWV779です。

これは父親が編曲し、未収録音の楽譜が沢山ありますので、どのような編曲をし、どのような音楽となっているかが楽しみなので、DTMしているのです。

しかし、これから音楽というか、曲に完成させるのは至難の技が必要ですね!

早く陶芸に戻りたいですが、ストレスが溜まる一方なので、今は分野が外のDTMで頑張ってみます。

エクササイズ道具と学典

昨日からやっと病院でのリハビリがはじまりました。

左手のギブスを外して、まず手首の握るグー、パー。これは問題なし、

次に手首全体を捻る。手前そして逆に。
激痛が走ります。でも何回か行っているうちに何とか我慢出来る痛さに変わりました。

最後は握力。ピンポン玉より少し大きめなゴムボールを握るのですが、ゴムボールは潰れません。問題なしの右手で握ると、いとも簡単に潰れるゴムボール。

現実の左手の状態を知って、愕然しました。

今日早速¥100SHOPで握力エクササイズの道具を購入。でも少し握れる負荷キロ数がたったの5kgです。子供以下ですよ。この数値は。頑張らなくては。

握るリハビリをしながら、新たな試みは、この機会を利用してDTMを初めておるとお話ししましたよね!

それにはまずは音楽を新たに勉強にしなければならないと、簡単な学典の本をかいました、ご存じの通り、学典とは音楽の決まりごとの本。

情けない話ですが、ここから勉強しないと、このオヤジは分からないことだらけなんです。

でもこの本はとても分かりやすく書いてあるので最高です。これから音楽を始める方におすすめします。

でも、このブログを見てくれてる皆さんは楽茶碗の方が興味あるかな?その内容に関しては、もう少し待っててくださいね‼リハビリ頑張りますから。
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楽茶碗の製作は「動」なんです。

先日、どの位落下により自分がダメージを受けたのか計算してみました。

すると、答えは約1.8t!

骨折三ヶ所や腰の筋肉が筋挫傷するのは当たり前でした。

痛さで湿気こんでいてもしょうがないので、全く経験のないDTMに初挑戦してみました。

DTMとはご存じのように、PCで音楽を作る作業です。かな?

デスクドップミュージックです。

これなら片手で出来るでしょ。

でも、なんで楽茶碗師がDTMかって?

それはですね、楽茶碗の製作そのものは動画や説明で出来るのですが、その製作過程や焼成過程の感情や心境を表すことができないんです。

でも、この感情や心境はとても楽茶碗の製作に於て重要なことなんです。

強いて言えば、これらにより作品が良くなるか悪くなるかなんです。

作り方はただの粘土の技法なので大したことはないんです。

そんなことで、その心境やら感情を自分で表現出来るような音楽が出来たらなぁ~と思い始めた訳です。

オヤジですから、夢だけはあるのですが、頭がついて行けるかはわかりませんが、現実論は別として、始めたんです。

でも、以前にYouTubeのアップした焼成動画で、視聴者から「戦争じゃないんだから」とご指摘をいただきました。

分かる気がします。

楽茶碗と言えば、何か精神的に緊迫し、静寂のなかで緊張のイメージがありますよね!

これが一般的なイメージだと思います。

でも、実際は静寂あり、躍動感あり、緊迫感ありのまるでお能の世界と同じなんです。

簡単に言い表せば、焼き上がるまでの楽茶碗は「動」、お茶碗となってお茶の世界に入った茶碗は「静」という感じです。

ですから、その「動」の世界のお茶碗を表すためにDTMを始めたんです。先が長い話ですけどね。

でも、人間というのは、映像と音が一番脳に対してインパクトがありますよね!

そのインパクトこそが、茶碗製作なのです。

それがなければ、ただの何の存在感もないただの茶碗にしかならないのです。

もし、茶碗を作られるのなら、自分の好きな音楽をかけて作って見てください。

その好きな音楽を表現するようなお茶碗を。

違いが分かると思います。

今は口だけで教えています。

手首の骨折、そして左腰と左膝を強打してから早三週間、いややっと三週間です。

手首の骨折は直に治るでしょうが、腰の打撲傷にはいささか参っています。

なんせ、ビッコが耐えられません。しかし、今は我慢、我慢ですかね!

授業の方は口だけで頑張っています。

今、雨雲を作られているUさん。
陶芸は初めてらしいのですが、頭だけで考えるのではなく、作りながら光悦の凄さを今正に体感しています。

光悦の作品の何が凄いかは、作ると分かります。造作する時の粘土の固さの違い。

各所における表現方法の違いなど、上げれば切りがありません。

陶芸のジャンルを超えた技法も多用しています。

写し茶碗は軽く見られる節もありますが、茶碗を勉強するためには、写しはとても勉強になる題材なのです。

写す工程では、作者のクセもわかります。なので巷で光悦と言われている作品でも、一品は疑わしいと思う作品もあえては言えませんが出てきます。

それだけクセが分かって来るのです。

また、光悦の作品を作るためには、光悦の書も見た方が良いです。

他の書とどう違うのか?筆使いの細かい所を観察するのです。

その感覚が茶碗にも表現されています。

何回もこのブログで言っていますが、光悦は茶碗の素人ではないのです。

プロ中のプロと言ってもおかしくないでしょう。

それだけ釉薬にしても、釉薬の施釉にしても、普通の時間では出来ません。

イメージで言えば茶碗に絵を描いている感じです。これは刀の鞘を作る時の漆の感覚です。

何度も漆を重ねたり、漆が乾かないうちに、表面を色々な方法で処理して表現を変えたり。

要は日本の最高芸術だと言われている日本刀に少なからず携わっていたことで、より細かい表現方法が養われたことと思います。

如何に光悦と同じ工程を踏んで写し茶碗を作るか。これが写し茶碗を作る醍醐味なのです。

もし、光悦のお茶碗を作りたい方がいましたら、陶芸の経験なんか一切関係ありませんので、教室に来てください。

徹底的に教えますから。

リハビリ毎日進行中

骨折してからまだ三週間も経っていませんが、左手で物を持てないのと、左腰と左ひざを強打したために、まだヨチヨチ歩きのビッコ状態のオヤジです。

激痛にも負けず、毎日リハビリしていますが、メチャクチャ疲れ寝たら最後、薬を飲まされたように爆睡。

よく、映画などで事故後に病院で眠りこけていて、意識がない状態の場面がありますよね!

あんな感じに兎に角、寝不足や睡魔で眠いのと異なり、身体の全機能が睡眠みたいに休息状態になる感じです。

そんな毎日なんですが、動画の撮影が気にかかります。次のYouTubeのアップを待っている方にも一日も早くリハビリ頑張らなくてはと思っています。

でも、転倒当初から比べたら、トイレも立ち上がることが一応痛いですが出来るようになりました。

初めの3日間は、トイレから自力で立ち上がれなく、どうしよう!なんて真剣に悩みました。何時もだったらなんともない動作がほぼ一時間の激痛との戦いで立ち上がる情けなさでしたから。

やはり健康と身体に支障のないことが一番ですね!

リハビリ頑張ってますよ。

11日の日曜日に脚立から転倒して、早2週間が経ちました。

頑張って激痛に耐えてリハビリ歩行しています。

「Always not be ready」の情けない身体を一日も早く治したいのですが、まだ日数的に気持ちがはやるだけで無理のようです。

YouTubeの雨雲の動画収録をしたいのですが、なんせ左手の骨折の影響で物が持てないために、動画収録も出来ない状態ですいません。

でも、一日も早く治して収録しますので、待っててくださいね!

釉薬の調合、施釉方法、焼成とまだまだ先は長いので頑張りますから。

レンジと陶芸窯

昨日はレンジに付いている立ち消え安全装置であるSiセンサーを外しましたが、有れば安全な装置なんでしょうが、レンジを使うことに徹するには問題あるセンサーだとオヤジは思いました。

同じように陶芸の窯でも同じことが言えます。

現在オヤジの教室には炭や薪で焼成する楽窯とは別に、電気窯が3基ありす。1基はマイコン窯の大窯です。

他の2基は小さいマニュアル窯です。

教室の釉薬は1200~1250℃で焼成するため、安定して焼けることが一番の目的ですので、マイコン窯なのです。

他の小さい窯は時間当たりの昇温もマニュアル。なので一時間当たり50℃にするときもあれば、30℃にするときもあります。

なぜこんなことが出来るとかと言えば、温度計により、上がり過ぎていたらパワーを絞り、上げたかったらパワーを上げるだけの簡単構造だからです。

カンタル線(電熱線の一種)と出力抵抗器だけの簡単な窯ですからね。

では皆さんが陶芸をされるのにはどちらの窯が楽しいか?

これは目的により変わります。

単に色んなやきものを焼いてみたいのなら、マイコン窯をお奨めします。

また焼き極めたい。釉薬も調合したりして勉強してみたい方には、マニュアル窯をお奨めします。

レンジと同じでしょ‼

単に料理するのならSiセンサーのレンジが安全。

新品の鉄中華なべを買ってきて、本格的な中華料理を作るのなら、勝手に弱火になったりするSiセンサーはレンジには不用なもの。

そんな感じで物を選んでくださいね!

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