楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

織部焼に一味エッセンスを!

楽茶碗ではありませんが、織部焼について書いてみようと思います。

織部焼古田織部がプロデュースしたやきもの群ですが、後世にいろいろな名前がついて、青織部、鳴海織部、黒織部、織部黒、伊賀織部などなどたくさんの種類の織部焼がありますね!

今回は織部焼の基本である緑色の織部(青織部)について話します。

織部焼は江戸初期、江戸時代を下った復興織部、そして近世並びに現代の織部があります。

形は時代が下るにつれて大胆さと繊細さは無くなりますが、現代では繊細さは消えて大胆というかダイナミックな織部焼も増えています。

この釉薬ですが、灰釉に3%位の酸化銅を加味したものですが、桃山後期~江戸初期の作品を見ると、うっすら白色のような青色を呈してしる作品を多く見ます。

これは釉薬中に藁灰が入っているからなんです。

織部にも興味がある方は、是非藁灰を入れてみてくださいね!

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