楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

2014-10-08から1日間の記事一覧

芸術や工芸の世界

楽茶碗のような工芸品なに携わっていると、人に物事を伝える難しさに度々直面します。ビジネス社会に於いては、ある程度モラルもビジネス常識も変化の領域は狭く、強いては、社内の話し合いに於いても、同じ環境下の人々の話し合いであり、また同じ問題に対…

ムチムチもいいけど、スリムもいいね!

本日付のブログでも書いた、昨日のお茶にて、私作の茶碗でお茶をいただいたのですが、お茶をたてる前の茶碗に茶筅と茶杓が添えてある時、ふと、腰の丸い茶碗には茶杓の節がグイッと山なりに上がっている「蟻腰(ありごし)」の方が、丸い腰の茶碗との相性が良…

CHARA子とCHARA男

「侘び」とは、以前にも説明しましたが、「持たざる者」でしたよね!簡単に言えば私のように貧乏人です。でも、今は「シブイ」みたいなイメージですね!楽茶碗に於いても、艶々している釉調ではなく、艶消しのような黒楽茶碗が好まれるのも同じイメージから…

花のある姿

昨日、あるところで茶道のお手前を見せてもらいました。その場にあった花の入れかたは綺麗でした。花は生けるものではなく、入れるもの。正にその言葉に相応しいものでした。人も花も同じ。いじり過ぎたら、本来の美しさは無くなります。そこにある美が大事…

芸術や文化の難しさ!

先日ブログに書いたように、今井繁三郎と言う画家に心を打たれています。竹久夢二の残した言葉、「芸術家はもう沢山だ。ほんとうに、人間として人間の悲しみを知る画家が出てもいいと思う」今井繁三郎はこの言葉を大切にしていたそうです。私のブログのメイ…

Copyright 2014 meiun All rights reserved.