芸術や文化の難しさ!
先日ブログに書いたように、今井繁三郎と言う画家に心を打たれています。
竹久夢二の残した言葉、「芸術家はもう沢山だ。ほんとうに、人間として人間の悲しみを知る画家が出てもいいと思う」
今井繁三郎はこの言葉を大切にしていたそうです。
私のブログのメインタイトルである「楽茶碗は大嫌い!」。
多少なりとも同じ感覚を受けた者としては考え深いものがあります。
今井繁三郎をネットで調べていくと、正に竹久夢二の言う人間の悲しみを知る絵に多々出くわしました。
具象画であれば、見えたものをどのように表現するかですが、抽象画は、今井繁三郎が絵に描くように、表現は自由であり、解放的でなければ芸術ではありません。
どの芸術や文化の世界もそうですが、何処まで分かりやすくするかが難しいのです。
分かりやすくすれば、それはもう芸術ではなくなり、分かりにくくすれば、誰も理解できない領域作品になってしまう。
難問です!