楽茶碗の焼成に使う炭について(初めに)
楽茶碗の焼成に必要な炭について説明します。
炭と言ってもいろんな種類があるので、連載しますね!
では、今回は炭についてに描きます。
炭は大きく分けて、「黒炭」と「白炭」があります。
この区別は炭の作り方により分かれ、800〜900度で木材を焼いて、それ以上木材が燃焼しないように窯口を締めて、空気を遮断して出来た炭を「黒炭」と言います。
また、炭窯を1000〜1100度位まで上げて、中の燃え盛る木材を一気に窯から出して、地中に掘った穴の中に入れて土を被せて空気を遮断した炭が「白炭」と言います。
一般的に「黒炭」は燃焼が早く、煙が出ますが、「白炭」は燃焼が遅く、火力が安定し、煙や匂いが少いのが特徴です。
良く焼肉で使用するのは備長炭と言う一般名の「白炭」です。
飲食店などでは、炭の嫌な匂いを嫌いますので、備長炭という「白炭」を使用するんです。
炭の持ちも良いですからね!
ここでは、炭には「黒炭」と「白炭」があり、「黒炭」は匂いがあって、燃焼が早く、温度も上げやすい。
でも、火の持ちは悪いと覚えておいてください。
反対に「白炭」は匂いも少なく、火の持ちは良いが、火つきが悪く、温度も急に上げられないと覚えてください。