楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

意味の無いオヤジのつぶやき!

今、ヤフオクの検索で「向付」と検索したら、桃山時代と言っている織部の向付が出品されていました。

各、約4万、6万、10万円もの値段となり、入札者も何十人人もいらっしゃいますが、どれも偽物!

入札者の方々には申し訳ないですが、織部の勉強が足りません!

お金を捨てるようなものです!

助けて上げたいけど無理ですね!

オークション終了までどれも何分なので、チームの皆さんに細かく教える事が出来ないのが非常に残念です!

織部の向付の特徴は、例えば器の両サイドに緑釉薬を打っていますね?

見込みの平面部分に着目するのですが、一方の緑釉の端が直線的だったら、もう一方の端は曲線になっているものです。

このポイントは大事にしてください!

オークションで出品されていた三点の出品作品はどれも緑釉の端は真っ直ぐ!

要は贋作なんです!

形と値段が気に入って入札するなら、このオヤジはガタガタ言いませんが、桃山時代の織部だと思って入札している人もいるかもしれないので、オヤジはつぶやきたくなりました。

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