乾山に見る向付の美
楽と言うと、どうしても楽茶碗になってしまいますが、楽の向付(むこうづけ)も味わいがあるものです。
盛り付けがあったら、なおその良さが発揮されるんです。その良さを世に出したのが、乾山(けんざん)です。
乾山の作品を単体で見た限りでは、「あーこれが乾山!」なんて言う感じです。
しかし、ミホミュージアムから出された本の中で、同博物館所有の本物の乾山に食材が盛られた器を見たら、誰しも乾山の実力に舌を巻くと思います。
向付は食材があって花!
それを見事に表現しています。
楽の向付が好きな方は、是非その本を見てください。
ミホミュージアムに連絡すれば分かると思います。