2014-10-26から1日間の記事一覧
皆さんはどんな茶碗が好きですか?好みは人それぞれだと思います。私の茶碗を見る感覚は、うるさい茶碗や静かすぎる茶碗はあまり好きではありません。造形が大胆過ぎると、一見人目は引きますが、段々と飽きてきます。また、反対に造形が優しすぎる茶碗は個…
赤楽の焼成に於て、「酸化炎」は△。「中性炎」も△。「還元炎」はペケ。では、どのような炎で焼くと良いでしょうか?「酸化炎」では明るい赤の発色になります。しかし茶碗の全てが明るい赤の発色だと、茶碗として何故か重みが無いというか、趣が軽く見えます…
近い内に、楽窯で「古萩」に挑戦します!楽窯で萩?不思議な行動ですよね!でも、可能性はあります。一種の挑戦です。萩焼は窯詰の時、炎の流れや窯詰めの場所により、作品の釉薬を変えます。炎の当たりが悪いところは、弱釉を使い、炎が良く当たるところは…
何かを進めるためには、いろんなキズを負います。皆さんもそんな経験はありませんか?事が難しければ、また難しいほど困難を極めることもあります。でも、ここでねを上げたらキズも無意味になってしまいます。キズを負うのは当然と考えたほうが楽ちんです。…
このブログを見ていただいている方々は会社勤めの方が多いと思います。でも、私が率直に思うことは、会社勤めの方の方が良い作品を作れる可能性が高いと思います。何故なら、全くの遊び心や「この形を作りたい」と言う子ども心のような感じだからです。納期…
皆さんの中で、長次郎、道入、光悦などの名品を写してみたい方、またはその技法を使って自分のオリジナルな茶碗を作ってみたい方がいると思います。しかし、それらの作品は名品と言われるだけあって、神業的な茶碗であることも事実で、なかなかそれには簡単…
赤楽に使う黄土は、茶碗の成形が終わり、ある程度乾燥させてから塗りますが、素焼き後に塗ることも出来ます。しかし、素焼き後はそのまま黄土を塗ってから上薬を塗ると、上薬に食われたり(上薬に黄土が混じってしまうこと)、上薬に黄土が引っ張られてしまい…