楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

やはり古式フイゴ、来週から試作製作開始!

来週から七輪を使った楽窯に合う昔からのフイゴの試作に入ることに決めました。

七輪は皆さんは手軽に入手は出来ますよね!

問題はフイゴと火鋏だけです。

この二点の道具さえあれば、誰でも楽茶碗は焼けるでしょう。

また、七輪の消耗は早くなるでしょうが、視野に入れている黄瀬戸や瀬戸黒、そして志野も不可能ではないと思います。

試作を作ると同時に撮影して、YouTubeに作り方の動画をアップすればいいかな?

作るには道具がたくさん要るし、溝切りとか面倒な作業もあり、その作業が苦手な人はフイゴのキットを作って上げれば、あとは組み立てと調整だけで使えるので、そこも考えてあげないとならないですね!

昔は鍛冶屋さんが使っていたので、作る職人もいましたが、今はもう自分で作るしか道はないんです。

このオヤジは江戸時代のフイゴは参考資料として一台分解したものがあり、自分で製作した大フイゴと少フイゴの各一台づつありますが、その小フイゴをもっとメンテナンスがしやすいように改良する試作を作ろうと思います。

何せフイゴは焼きが一旦始まると休みをしりません。ずーっと動きっぱなしの道具ですから、メンテナンスは欠かせません。

でもフイゴになれれば、銅印の製作も可能だと思うんですよ!

光悦の実家である本阿弥家にある秀吉から拝領され今も残る印は銅印ですからね!

縁起でもない話ですが、震災等があっても、フイゴさえあれば火は簡単に起こせます。

その元火となる火起こしさえ出来たら百人力です!

話が飛びすぎですね!でも、その位役に立つものなんですよ!

たかがフイゴ、されどフイゴなんです。

皆さんがフイゴを持てるようになったら、焼きは任せてください。

今やYouTubeがあるので、技術の伝達は昔より簡単なはずですからね!

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