火床はとっても大事なんです!
皆さん、「火床」って知っていますか?
火床とは、楽窯で言えば窯の底の部分にあたります。
穴窯や登窯で言えば、焚き口付近と言ったらいいかな。
やきものを焼くときは、この火床をしっかり作らなければなほません。
作ると言っても、物を作るのではなくて、炎の回りを良くするために、窯をまんべんなく暖める作業と言ったら分かりやすいですよね!
楽窯の場合は、窯自体が円柱形をしていますので、窯底に種火の炭を入れてから、まんべんなく底全体が均一に炭が赤くなるようになるまで、しっかり待つことなんです。
一部でも燃焼が悪いところがあると、後々まで燃焼に悪影響を及ぼしてしまいます。
だから、丹念に炭を回して、しっかり火床を作らなければならないのです。
穴窯でも全く同じ。ただ窯の形が違いますから、焚き口から直ぐ手前の左右や真下にまんべんなく小割(細く割った薪)を振り分けて投入しなければなりません。
そうしてからじょじょに炎を大きくして行って、奥に奥にとゆっくり炎を持って行くことが大事なんですよ!