楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

楽茶碗と英語、でもTOEIC?

私のYouTubeに海外からコメントがあるために、英語を勉強しなくてはならなくなりました。

TOEICを先ずは調べました。確かに英語の勉強になりますが、何か好奇心が掻き立てられません。

でも、会社員であれば、絶対にTOEICの試験は受けて、目指せ800~900点ですね!

そんな無茶な!と言うでしょうね!
私が試験を受けていないので、大きな口は決して叩けませんが、これからの日本の社会を考えると、再就職のためにも高得点は命がけで取った方が良いと思います。

でも、単語数だけで半端な数ではありませんよね!なので、公式問題集の回答集だけをひたすら勉強。それもVol 1~Vol 6まで全て何回も回答を見ながら読んで読んでの繰り返しが一番効率がいいんじゃないかと思いました。

自分で解いたら時間がいくらあっても足りません。

会社員だと、毎日疲れて帰宅しますので、頑張っても2時間取るのが精一杯でしょう。

そうなると、Vol 1~Vol 6の公式問題集の回答集だけをひたすら勉強するほうが無駄がないんじゃないかな?

まして付属の音声CDは試験と同じ人の温製ですよね!公式問題集問題集以外は、試験の時の音声とは異なる。

そうなら、断然、公式問題集に軍パイが上がります。そう思いませんか?

数回その音声を聞いてみましたが、なぜ英語、米語、カナダ英語、オーストラリア英語でリスニング試験なんでしょうね!

オーストラリア英語なんて、スケジュールの発音がセジュールですよ!聞いても分かる訳ないですよね!

なんたってグッダイ マイト‼のオーストラリアですからね!

何年か後にはTOEICのリスニング試験は、インド英語やフィリピン英語も加わったりしたら、もうお手上げです。

そんなTOEICの受験のための戦略を練ったのですが、英会話には向いていないと言うことがわかり、英会話を学ぶためのAppであるHello Talkに朝鮮しました。

このAppはスマホでしか出来ないのですが、語学を学ぶためのAppで、語学学習のためのLINEみたいな感じ。

私だったら英語を学びたいとApp内で設定すると、Appのほうで、日本語を学びたい英語ネイティブの人たちが検索されるんです。

確かに初めは勇気が要りましたが、外国人はみんなフランクですね!

Hello, nice to meet you.で返信が来ます。リアルアメリカそのものです。

日本に来たことがあるアメリカ人もいれば、全く日本には来たことがないけど、日本に興味があったり、また日本語を学びたいアメリカ人が沢山います。

変わりだねとしては、イスラエル、アラブ首長国、トルコ、サウジアラビアなどです。

日本語ぺらぺらの女性が沢山いるのにはびっくりしました。みんなとても親切で、サウジアラビアなんて見ず知らずの地ですが、いろんな事を教えてくれます。

先日なんかは、オロナミン Cがサウジアラビアにあり、ポピュラーな飲み物だと知ってびっくりしました。

そんな世界を知ったり、語学学習にはぴったりのAppですので、会話を学びたい方は是非挑戦して下さいね!

もちろん私も挑戦中です。

ただし、注意があります。このAppは出会い系ではないので、初めから彼氏や彼女を見つける目的だと、Appの管理者から注意を受けます。

具体例で言えば、まだメッセージのやり取りもままならないうちから、相手に顔写真をお願いしたりすることはダメです。

最低相手の人と五回はメッセージのやり取りをしないと写真は送れません。

また、語学学習用Appとは言え、なんやかんや日本人の優しさや断りキレない性格を利用して、後に困ったことがあるので、お金を融通して欲しいと、全く語学学習と関係無いことを言ってくる相手がいます。

そんな時は、必ずNOです。なので自己紹介をしっかり記載している相手、モーメントと言って、自分の呟きを書いている相手を初めは選んで下さい。

なぜかと言えば、自己紹介は適当に書けますが、呟きのモーメントはその人がどんな趣味で、どんな毎日を送っているかがつぶさに分かるからです。

要はどんな人間かが前もって分かるからです。
なので、誰でもいいからとは考えず、しっかり自分を表している相手を選んで下さい。

また、万が一ストカーみたいな人間を相手にしてしまったら、その時は簡単に遮断できます。

その点でもこのAppはしっかりしています。
そして一つの語学学習だけであれば、一切お金は無料。良いでしょ?

あと、良いところは、音声をメッセージやビデオメッセージも送れます。

生の外国語を学びたい人にはとてもおすすめですよ。

粘土や石を運ぶ為のMYSTERYRANCH

時により、とても重たい釉薬原料になる石や、また粘土を運ぶ時があります。

そんな時には普通のバックパックだと、チャックがダメになったり、また酷いときには肩の紐の付け根が切れてきたりして強いバックパックでないと荷物の重量に耐えられないんです。

そこで使用しているバックパックはミステリーランチ(MYSTERY RANCH)です。

それも軍用。

市販のMYSTERYRANCHは軍用より多少見た目重視やコストの面があり、軍用タイプのものより、いろんな所が異なります。

軍用タイプはとにかく丈夫です。両か肩の紐の付け根には、直ぐにバックパックをリリースするためのバックルも付き、背中のクッション性も抜群で、釉薬の石をゴロゴロ入れても背中は痛くありません。

バックパックの背中側にはクッションのみならず、プラスチックボードもありますので、背中は完璧に保護されます。

では、どのような軍用タイプを使っているかと言えば、アメリカ海兵隊のバックパックです。

このバックパックはMYSTERYRANCHが設計しているバックパックなのです。

製作はOEMですが、何から何までMYSTERYRANCHそのものです。市販品にはない形てますけどね‼

色は市販のものと同じですが、少し耐久性が軍用タイプの方が強い感じがします。

また、チャックは市販品と似ていますが、これまた全く違います。

もし、軍用タイプのMYSTERYRANCHでも問題なければ、軍用タイプの中古はオークションで¥3000~¥7000位であります。

Yahooオークションでしたら、「USMC」と検索して下さい。USMCとはアメリカ海兵隊のことです。f:id:mei-un:20170924195241j:plain

技術は進歩するのか?

おはようございます。今日は日曜日。皆さんはのんびり日頃の疲れを癒していますか?

こちらもJアラートも鳴らずに、のんびりした日曜日を過ごしています。

Jアラートの話になりますが、Jアラートが鳴っても、数分しか待避時間がないので、どうしようもないのが現状ですよね!

核やミサイルは怖い怖い!

いくら技術が進歩しても、核ミサイルは拡散してほしくないものです。

技術の進歩と言えば、本当に技術は進歩しているのか?と疑問符が。

時計にしても、1970年代が技術のピークだと言われています。

そこからは、クオーツが開発されたりしましたが、歯車とゼンマイだけで動く機械式時計は進歩していないとか。

近年の製品の技術をみると、製品の完成までの時間の短縮化、見映えなどにメーカーは力を入れて、本質的な技術面に於いては、昭和の時代より今一力を失ってしまったような気がしています。

あの有名な戦艦大和の46センチ主砲はもう今では出来ないと言います。

なぜか?確かにミサイルがあり、戦法も変わったので、大和のような主砲は必要ありません。

必要がなければ、そんな大型の主砲はを作るための旋盤は無くなるし、また熱処理する施設も無くなってしまいます。

話は飛んで行きますが、エジプトのピラミッドも同じです。三大ピラミッド以降のピラミッドは凄く貧弱になって行きます。

なので、私の専門の楽茶碗の話になりますが、楽茶碗の技術も、時代と共に技術から見せる楽茶碗に変化している。

ただし、それが悪い訳ではありません。
時代と共に変化は必要がだと思います。

ただ、昔の技術だけは、それはそれで残しておきたい物だと思っています。

昔のスマホかな?

この石器は少し前に見つけた物です。

当時の縄文時代の人達は、理想の自然石を見つけて石の先端を他の石で叩いて鋭利にしたのでしょう。

この石器は縄文時代中期の約6000年前のものです。

この道具無しではなにも出来なかったかも。

なので、四六時中持っていたのでしょう。

まるで私たちが毎日欠かさず持ち歩きているスマホのようです。

でも、衣服にポケットはあったのかな?
それとも肩掛けバッグを持っていたのかな?

この石器を四六時中手に持っているのも不便だし、うっかり無くすこともありますよね!

無くしたらそれは大変。

また、コツコツ叩いて先を鋭利にしなければ使い物にはなりません。

だから、とても大切な道具。

現代のスマホ感覚でしょうね‼f:id:mei-un:20170923134710j:plainf:id:mei-un:20170923134749j:plain

これこそ陶芸の原点

先程YouTubeを見ていたら、道具も全て石器、火も昔ながらの手法、全てが人間の営みの原点となるような動画でした。

粘土がある場所で水を加えて練り込んで、石器で木枠を作り、その木枠の中に粘土を入れて粘土のブロックを作る。

ブロックが乾燥したら、積み重ねて窯を作り窯自体を焼き上げる。

この動画をみていると、全て楽茶碗の窯と共通しています。

楽茶碗の窯は大きさと、事前に素焼きしているだけの違い。

電気窯でも、ガス窯でも、灯油窯でもありません。

火炎が下から上へと上がる典型的な楽窯の原理です。燃焼した炭や木材の灰が作品に被らないように、楽茶碗はサヤと言う入れ物に入れて焼くことがありますが、そのくらいの違いだけです。

基本は簡単ですよね!

市販の練炭用の七輪でも楽茶碗は出来てしまう理由が分かりますよね!

ここで大事なことを言っておきます。

窯がいくら立派でも、焼いた楽茶碗がどうしようもなければ全く意味がありません。

窯は楽茶碗が思った様に焼ければ良いのです。

窯の築窯にいくら頑張ってもダメな窯はダメなのです。なので築窯するときは、見映えは考えないで下さいね!

https://youtu.be/D59v74k5flU

驚いたこと。楽茶碗はオークションで買いかも。

一昨日、たまたま用事があり、あるお茶の先生の所に行きました。

いろいろとりとめも無しに話していたのですが、今の若い社中の方は、全くお茶碗に興味が無いようです。

お茶の作法を覚えることに必死なのかもしれませんが、それを差し引いても全く興味自体が無いとのことでした。

この風潮は茶道に限らず、現代の風潮かも知れません。

いろんな事にのめり込むと言うことが、昔より希薄の様な感じがします。

でも、これは社会の流が昔よりのんびりしておらず、また先行き不透明な時代ですので、そんなのめり込むと気分や余裕も無くなって来ているからでしょうね!

現にミサイルは飛んで来るは、平和も脅かされている時代なんですからね!

そんな状況ですが、逆に楽茶碗が好きな人には好機かもしれませんよ!

オークションなどで、良い楽茶碗が安価で入手出来る可能性もあると言うことになります。

一般にオークションでは、良い楽茶碗は無いのではないか?と言う不安感もあるでしょう!

でも、長次郎などの楽茶碗は到底不可能ですが、江戸時代中期から後期位の楽茶碗ですと、入手可能だと思うのです。

なんだ、江戸時代の楽茶碗かぁ‼なんてガックリしないで下さい。

現代の楽茶碗より、良い茶碗は沢山あるんですよ!

まず、本加茂川石で作られています。現代の黒楽茶碗では、ベンガラやベンガラに二酸化マンガンを加えて黒楽にしている茶碗もあるんです。

でも、当時は本加茂川石の黒楽茶碗。

長次郎の時代中期と同じように加茂川石での釉薬なんです。

これだけで本物の加茂川石の黒楽はどのような手触りで、どんな感じなのかが分かるだけで、安価に入手出来れば、価値は十分にあります。

では、どのように江戸時代の楽茶碗かをはんだんするかと言えば、説明文は全く無視して下さい。

また、汚い茶碗も無視してして下さい。汚いと言う表現は、やたらに古色な茶碗ということです。

そして、陰陽が確りしている茶碗を選ぶこと。

高台のトキンは綺麗な曲線で削られているが、畳つけは、真円では無いような高台。

このような感じです。

また、茶碗を正面から見て、僅かに左右たいしょうかではないとかです。

そうそう、印がある茶碗では、印影が確りしているもの。これも大事。

そして、茶箱がいくら古そうに見えても、茶箱が古いからと言って、中身の茶碗が古いことにはなりません。中身を入れ替えたらそれまでです。

なので、まとめると、オークションの説明文から茶碗の製作年代を鵜呑みにしない。

茶箱がいくら古そうに見えても、茶碗が古いとは言えない。

古色や汚い茶碗はさける。

陰陽のある茶碗を選ぶ。

是非、良い楽茶碗を入手して、昔の本加茂川石の黒楽茶碗を安価で入手して下さいね!

長次郎の楽茶碗は何処で焼いたのか?第2

1つの前の話で、「大阪で長次郎は楽茶碗を焼いていたのかも?」と言う仮説をお話ししました。

京都は天皇がいる地です。その地にある聚楽第より、少し離れた大阪で政治をおこなったほうが、秀吉にとってやりやすい気持ちは何となく理解ですます。

ただ、大阪で焼いていたと言う仮説を立てましたが、完全に大阪で焼いていたとは言い切れないことが実はあります。

黒楽の釉薬となる加茂川石です。こらは、京都の加茂川で取れます。この石は黒楽を焼くためには必ず必要な原料なのです。

桃山時代に日本の陶器は一気に開花しましたが、黒楽と時を同じくして、瀬戸黒も出来ています。

特に瀬戸黒の初期は、黒の発色が力強く、鬼板の含有率もとても高く、漆黒の様な色合いです。

それが後半になると長石の含有率も増えて、漆黒と言うより、茶味がある色合いとなります。

ですから、黒の陶器に関しては同時期では、瀬戸黒と黒楽は兄弟のようなものなのです。

ただ、一方の釉薬の原料は鬼板。他方は加茂川石。

ぶっちゃけ、含鉄土石であれば、黒色は出るのです。

そう考えると、瀬戸黒と黒楽には情報の行き来があったのかもしれません。

なので、大阪では含鉄土石類が出ないので、京都で加茂川石を採取して大阪で焼いていたのかも。

そう仮定したとしても、それらの石の運搬は、船で何ら問題はありません。

京都の一条戻橋で末路はさらされる利休ですが、秀吉と上手くいっていた利休、そして長次郎との関係時は、やはり大阪の可能性があるような感じがしてきます。

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