楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

時の流れ!

写真撮影並びに編集作業をバックアップしたオヤジの動画はいかがでしたか?

出来映えはまだまだですが、楽茶碗、織部、志野などの日本文化である陽と陰、並びに曲と直を表現したんですよ!

分かってもらえたら嬉しい限りです。

この戸定邸は、話が来るまで知りませんでしたが、主は徳川15
代将軍の徳川慶喜の弟に当たり、慶喜の代わりとしてパリ万博に行ったそうです。

その期間中に大政奉還となり、明治となったそうです。

ですから大正の建物で質素ですが、使用されている木材は大変なもので、このオヤジが見ると、フイゴに使いたくなる杉材ばかりでした。

玄関も2つあり、お供の者の玄関も脇にあると言う邸宅です。

柱の釘隠しは、全て葵をデザインしたものでした。

しかし、大政奉還後ですので、三葉葵ではなくて、二葉葵をモチーフに!

でも、少年の頃は大礼服を着ていた武士が明治維新後に全く異なる環境変化に慣れるまでは大変だったと想像します。

現代で言えば、大企業の役職の方がリストラにあって、また定年で天下りもなくて看板なしで組織の後ろ楯や地位もなくなった人間みたいかもしれませんね!

時代の激変するその時代の流れを感じました!

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