茶碗の見方は誰でも出来るようになる!
近年脳の研究が格段に進み、人間の意識は何処から来るのかが分かろうとしています。
これを「茶碗の見方」に置き換えてみると、分かる人と、また分からない人との違いがモデル化出来ます。
下に表した図がモデルですが、左側のモデルは、茶碗がまだ分からない人です。
脳内の知識としての情報および記憶は、「楽茶碗」、「赤」、「黒」、「軽い」、「12センチ位」しかありません。
この段階で、楽茶碗を見ても、情報量がすくないために、ハンダン材料が少なすぎて、楽茶碗だとは分かる。軽い。赤楽だ。と理解は出来ます。
しかし、良い茶碗かどうかまでは、判断がつきません。
今度は右のモデルの場合。
サシダサレタ茶碗に対して、赤楽茶碗だ。これはヒビがない。重さは軽くもなく重くもない。大きさは10センチ位の小さめの茶碗だな。五山はないな。
なんて、情報量の大きさからいろいろ判断します。
要は、茶碗の見方は漠然としていて途方もないことではなく、単に自分の情報量を増やせばよいことなのです。
情報量が増えれば、それだけ判断が比例して大きくなり、それだけ判断量がふえれば、そこから自分の意識が芽生えることとなります。
このモデル化は絶対とは言えませんが、かなり茶碗の見方においては確信できます。
よって、これから機会あるごとに皆さんに茶碗に対しての細かいことを話していきますからね!